さみしい

早朝っつーか朝の5時。
メール着信音で目が覚める。鳴り過ぎ。

「一体何事よ」ムカムカしながら読む。

「知ってた！？＠＠＠＠がなくなるよ」

なんで？なんで？何があったの？

＠＠＠＠とは、アタシが通っていたclubの名前。
アタシの住む街で「聖地」と言われていたハコだった
たくさんの友人と出会ってたくさんの人と笑って
心置きなく酔っ払って音を楽しんで。
大切な大切な友人、恋人に出会った場所。
ココ最近忙しくて遊びにいけなかったし
やっぱり彼優先になって遠ざかってはいたけど
「あそこはいつでも帰ることができるところ」って思ってた。

一人で言っても優しいオーナーがいてキャッシャーがいて
バーテンがいてスタッフがいてサウンドがいて
愉快なやつが必ずいて大好きな音がまってて。

でももう待っててはくれないの？

ショックで色んな仲間にメールした。
みんな悲しんでる。どうすればいいかわからない。

かえるところがなくなるって辛い

あたしがもし一人ぽっちになっても
音は裏切らない仲間も。
その場所がなくなるなんて。こわいよ。
すげーこわい。

そんなかんじで大学いってぼんにゃり授業受けてた。

友人のメールにほっとした。

Yくんは只今「音信不通」　諸事情でね
だから悲しくても伝えられない。

夜
携帯がなって　彼の店からだった。
わざわざ連絡くれて

たわいのないハナシをした。
すこし元気がでた。

あたしはこの「かえるとこ」もなくしたくない。

ずっとずっと離れずにあたためるから
ずっとずっと消えてなくならないで。

あたしから消えてなくならないで